法人営業の経験がある社内SEのひとりごと。ちなみに10回以上転職してます。

40歳で12回目の転職活動という人生の節目で、 幸運とも風変わりとも言えるキャリアを振り返るきっかけとして、 本コンテンツを作ろうと思いました。      読者登録やブックマーク・コメントなど、お気軽にどうぞ。

飲食業界と「口コミだけで勝負がしたい。」について

新卒で働いた会社で食品業界向けのビデオ教材を営業した経緯で、
飲食業界向けのポータルサイトの広告営業をしました。

 

上記では食品製造の工場を担当したのですが、
同じ食品業界でも飲食店は最終提供者でもあり全く違う姿でした。

 

簡単に言うなら、食品メーカーは企業でありプラントです。
製造ラインがあり機械が動き、そこに従業員がいます。
飲食店はまさに商店で、ほとんど全てが手作業です。
良くも悪くも従業員のモラルや振る舞いが全てです。

 

営業員として飲食店を訪れた時は、正直ショックでした。
食品メーカーの品質管理や衛生管理に対する意識の高さが
飲食店の厨房では急激に下がってしまう。
それこそ本ブログでは書けないような
信じられない衛生管理の意識の低さも見ました。

 

もちろん悪い事例だからこそ今でも記憶しているのであり、
全体のほんの一部だろうと思います。

 

もう一つ、これは私の営業スキルの低さも原因だと思いますが、
びっくりするくらい、商売に対する感度が低い気がしました。


飲食の仕事は、決してなくならない分野だけに
競争も激しいのですが、参入もしやすい。
それだけに変なところで「口コミだけで勝負がしたい。」と言うのです。
そこで「お近くの○○さんも加入してもらってますよ。」と言うと
「うちが広告を出すと、変な客が寄り付くんだ。」と。

 

いらない、不要です、という口実は無限にあるもんだなと感心するのですが、
とにかく飲食で働く人たち特有の不思議なプライドがあった気がします。

 

そして、実際に加入して広告を出した飲食店は一応に
「おたくのホームページで広告を出してから、間違いなく来客が増えた。
これは広告を出さないとわからんだろうね。」と。

 

この言い方の違い、来客や売り上げの差を埋めることが広告営業の仕事であり、
言い換えれば、飲食店の本心は、のどから手が出るほどお客さんに来てほしい、
売り上げと利益がほしいと思っていることの裏付けでもあると思います。

 

飲食業界に限らず、お客さんに来てほしいなら名前を知られることです。
誰も知らないお店と言うのは、この世に存在しないお店と同じですから。