法人営業の経験がある社内SEのひとりごと。ちなみに10回以上転職してます。

40歳で12回目の転職活動という人生の節目で、 幸運とも風変わりとも言えるキャリアを振り返るきっかけとして、 本コンテンツを作ろうと思いました。      読者登録やブックマーク・コメントなど、お気軽にどうぞ。

世代交代と「70歳の大学生」について

今の日本は「失われた20年」と呼ばれる長期の経済低迷期を抜け
ようやく積極的な経済活動ができるようになってきました。


時々例に挙げる新卒の学生たちの有効求人倍率は事実上100%と
言っても良いほどだし、中途採用の求人も確実に増えています。
倒産件数は実は増えていますが、これは人手不足倒産。
つまり仕事の量に対して従業員が補充できないために会社が潰れるのです。

ともかくも今の日本は本来的な意味で景気が良くなっているのだと思います。

 

そして・・・今こそするべきことが、今回のタイトルに挙げた「世代交代」です。


ここでいう世代交代とは、先代が亡くなる(強制的な世代交代)という意味よりも
先代が存命の時に次の代に引き渡しをするという
事業継承と言う積極的な世代交代を例に挙げたいと思います。


景気が悪い時に事業の立て直しをする(潰すわけにはいかない)ために
先代がてこ入れをするという姿をこの20年間見てきたわけですが、
いざ景気が良くなった時にテコ入れした分だけのリターンが
ちゃんと手に入れられているだろうか。
言い換えれば、実は景気が悪かった時にこそ
次の世代に引渡しをして、先代は口も手も出さない。
そういう覚悟を決めて実行した企業や組織が上手く継続できている例もあると思います。


私が15年近くにわたってお世話になっている
青年海外協力隊の知人がいます。
その人は協力隊から帰国後、その知識と経験を活かして会社を興し
社長として大きな責任を果たして
地域のインフラ構築に多大な貢献をされました。


たしか創業以来40年近く事業を継続し、
漏れ聞いた話しでは「使い切れないほどのお金」を稼いだとか。


その人が、数年前に長男さんに社長の座を譲り
今は70歳過ぎにして特別研究生?という名目で
大学で環境工学を学んでいるそうです。


まさに波乱万丈の人生ですね。
その人曰く
「70歳を機に長男にすべて譲りました。今は名刺も椅子も何にもない!」とのこと。
もともと70歳で社長を辞めることを公言されていたそうで、
しかも長男さんが社長になってから会社の業績がさらに良くなったそうです。
見事なバトンリレーです。もっと多くの社長に知られてほしいです。

 
それだけ、事業の会計的な基礎ができていたという事だろうし
逆に言えば、新しい視点を取り入れることで改善できる部分もあったんでしょうね。


日本はもっともっと成長できるし、新しいことができる素地があると思います。
そのためにも、譲るべきは譲り、奪うべきは奪い、そして分かち合うべきは分かち合う。
そんな競争と協創が新陳代謝として起きる風土になってほしいと思います